理念

私の想いとは

理念

禅の呼吸法と心の学びを通して、
人々が人生のあらゆるストレスから解放され、自分らしく生き、
未来に向かって持続可能なあたたかい共同体を作るために力を尽くします。

*禅教育普及会は、全国各地で社会人でありつつ禅の修行をしている人々が指導する協会です。

これは仏教でいうところの「三宝」を私の立場から訳したものです。
聖徳太子は「十七条憲法」の2番目に、「篤く三法を敬え」と定め、
「それ三宝に帰せずしては何をもって、まがれるを直らせん」と宣言しました。そうです。曲がったものを真っすぐにするのは、昔も今もこの理念です。

三宝とは仏法僧のことで、仏には覚りのこと、法は真理のこと、僧はサンガ、共同体のことです。
覚りとは、自我を守るだけの生き方ではなく、心を大きく開放して、足りないままの、不完全なありのままの自分を根本で大切に受けとめ、自我が判断する善悪・好悪・正誤に迷わず、めぐり来る人生の喜悲を正面から受けとめ、堂々さわやかに生きる心のことです。
まさに曲がった生きにくさが、真っすぐになる心ですね。

これは呼吸法と禅の人間観世界観の学びによって必ず得ることができます。
これ自体が真理であり、結果あたたかいコミュニティが作られる、三者は一体です。
少し疲れたかな、と思ったら、ぜひ講座やビデオを通じてお寄りください。心も身体も真っ直ぐになって、きっと目の前がすっきり晴れますよ。

禅教育普及会代表として

禅の修行を始めて38年。
18年前から一定の習得の区切りがついて、禅の話と坐禅指導の研修、講演、講座を始めました。

当時、スティーブ・ジョブスの源が禅だということで、禅とITがなぜ結びつくのかと大きな話題になっていました。マインドフルネスが世界的に広がり、グーグルやヤフー、シリコンバレーが取り入れているというニュースは、何か新しい時代が来たように感じられたものです。新しい時代とは、未来にきっと問題になるのは「心」なのだ、という予感です。
最先端の業種だからこそ、さらにその先の課題を感じ取ったのだろうと思います。

マインドフルネスは、坐禅の効果を医学的に立証し、禅の宗教性を除いたものですので、当時からジョブスのように、「そもそもの元になっている禅とはいかなるものか」という問いもありました。呼吸法を身につけたいという要望も多くありました。
そこで、全国での講演や、定期的な講座や企業研修等を行って参りました。

受講された多くの皆さまが求めていらっしゃるものは、「厳しい経済環境の中で、人生のストレスをどう受けとめるべきか」、というものが多かったです。
また、企業は、より永続的優良企業になるために、「禅の精神から何かヒントがあるのであれば、知りたい、生かしたい。」というご要望が多くありました。

これらは、コロナという未曽有の状況により生活も働く構造も変換する今、強いストレスにさらされている人も多い中で、企業も今こそしっかりとした土台を作らねばならないでしょう。それにはひとりひとりの心の安定こそが必要です。
禅教育普及会ではオンライン講座も始めています。国連も在宅支援として呼吸法を推奨しています。ぜひ一日も早く取り入れてください。

禅を社会人の今の要望に適した言葉で提供し、歴史と伝統に基づきながら、現代においてもまったく色褪せない禅の考え方と実践をお伝えすることが、私のミッションです。