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10月の仏教講座 

第9期 仏教講座 ブッダの思想に還る 初期仏典の声を聴く 10月6日(日)午後2時から

 

こんにちは。お元気でいらっしゃいますか?

私はこの20年、リクルートからの独立後は、

企業の禅を加味したイノベーションやコーチング、メンタル指導を仕事にしてきましたが、

この9か月担当してきた設計会社がとても深いところからの改革が実感でき初め、

本当にうれしい気持ちでいる今日この頃なのです。

 

昨年、社長から会議をやっても社員は何も言わない、何を考えているのか全く分からない、

と大分悩んでおられたのですが、

月に一回の午前中だけのいす坐禅と、心のスキルアップのセミナーを依頼されましたが、

これだけでは何も変わらないと思い、平日朝のブログを始め、

仏教のこと、禅のこと、メンタルのこと、脳科学の見解、認知行動療法のビジネス仕様、

実際の会社の成功例の紹介や分析、子育てのこと、家庭の事、

毎日書き続けました。

 

毎朝2時間、皆さんの就業前に着信するように書く作業は大変な時もありましたが、

人間の正しい成長の先には、企業の発展が伴わなければ絵に描いた餅だ、ビジネスにも「世界楽土」はある、

というのが私の持論ですので、

自ずと禅とビジネスが緊密である工夫ありきでやってきました。

これが私の大乗仏教運動だと思って25年になりました。

 

個人の成長成熟は企業の成長成熟と不即不離という信念のもと、

当初は社員のメンタル指導を依頼されただけでしたが、

私の中では必然的にイノベーションのプロジェクトへと進みました。

私はこれが私の大乗禅だと思っているのです。

これまでたくさんの会社に関わってきましたが、今回はうれしい手応えも強く、

ご縁だったと感謝しています。

 

今回仏教講座で取り上げている『阿含経典』は、釈尊のほぼ直の声です。

社会に生きる様々な人に対し、釈尊は実際に目の前でその人を見て教えを授けていますが、

よく読んでいくと、そのことによって個人が救われるのは当然なのですが、

周辺も一緒に救われていくことが付随して起こっています。

なぜなら、自利は利他そのものだからなんですね。

 

私はお釈迦様のおっしゃることを、未熟な自分ではあっても、

精一杯実践に移そうと願って行動してきたつもりです。

自分と格闘しながらも、実際の企業や書道教室の子どもたちや、

その親たちになんとか翻訳して伝え、実施してきたと思いますし、

より良い翻訳者、実施者になりたい、という事だけを考えて生きて来たように思います。

 

そのときいつも釈尊の言葉が、ある時は遠くに、ある時は近くに感じられながら

歩いてきました。

私は禅の修行者ですが、修行に迷ったり行き詰まることがあっても、

結局私はいつもダンマパタやスッタニパータやサンユッタ二カーヤを開くことによって

お釈迦様の下に帰り、見上げて、さあどうしようと考えてきました。

 

今年の仏教講座、阿含経典は仏教の原点です。

ここからすべての宗派なるものが生まれてくる源ですので、

ぜひ皆さんと分かち合いたいと願っています。

一緒に読んでくださると私は本当にうれしいです。皆さんに心から感謝します。

 

今日は随分長い前置きになりました。

今月は当初予定していた20日が宇都宮での講演「宮沢賢治と『法華経』」になりましたので、

10月6日(日)午後2時からとなります。

ZOOM参加もOKです。

当日予定が合わない方は、レコーディングをお送りします。

一回3000円、会員の方は割引がありますのでお問い合わせください。

よろしくお願いいたします。

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