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埼玉県小中学校書き初め 特別練習開催!

毎年のことですが、やってきました。書き初め。

普段のお稽古の他に、2時間半の特別練習日を設けていますが、すでに延べ130人を越える参加申し込みがありました。あと少し空いていますので、お申し込みください。

さて、

ここ禅教育普及会の主宰する禅書道は、単なる書き初めとは目指すところがひと味違います。

書き初めは小学生にとっては大人が思う以上にとても体力のいる大仕事です。

この禅書道教室は20年を越えましたが、

つくづくこの行事の取り組みの意味を理解して活用できれば、

子どもの成長に大変生かせる有効なツールであると感じています。

理由は3つあります。

 

ひとつは母国語にまつわる文化を身につける機会であること。

今私の長男はロンドンにいますが、世界に出て行く時、

必ず出身国の文化について話ができないとなりません。

子どもの頃に冬になると大きな筆で体力いっぱいに書道を習った、

という経験はとても貴重なエピソードになるはずです。

そして、よく身についたものは一生身体から抜けませんので、

後々やっておいてよかったと思う機会はきっとあるはずです。

 

もうひとつには、「集中」という人生のチャレンジの成果を左右する宝を身につける

ことができる、ということです。

 

日本人は世界でも一番セロトニンの分泌が少なく、常に「失敗したらどうしよう」と

未来を不安に思う人種として有名です。

本番を書く時、ほとんどのお子さんが、「失敗したらどうしよう」と幼い心でドキドキしていて全力をぶつけるように書くことができません。

 

これが人間のパフォーマンスを下げ、成果を逃す最大要因の「不安」の正体です。

不安の隙間でチョロチョロ書いても「雑念」しか表現できないのです。

こわいですよねーー

 

絶対にコントロールできるようにならないといけない人生のスキルです。

ここでは、それに対して禅の「呼吸法」を使います。

安定した呼吸で自律神経を調え、余分な緊張を手放し、筆と紙が接している「今」だ

けを見ていく心。

「今」に心を留められる静けさと強さを育てることで、

「どうしよう~緊張する~~」のようなブレた心を芯から強いものにしていくことが

できます。

 

3つめには「自己表現」で自信を育てることができる、ということです。

集中によって全力を出すことを恐れなくなると、その先に自己表現という世界が広がります。

県展に行くようなお子さんは皆、この域を体験しています。

そうでなければ、人の心を揺らすような作品、オーラのある作品にはなりません。

しかし、別に賞を取ることが目標ではなく、

時間をかけて技術を習得し、しばしば不安になる心に立ち向かった勇気によって結果が付いてきたということにすぎません。

 

書き初めは、その本質に向かって取り組めば、このようなことを知らない親や子ども

には想像もできない成長をもたらします。ぜひせっかくの機会ですから積極的な気持

ちで禅書道に送り出してください。

全力で関わらせていただきます!!

 

現在空いているコマ:午前9時半から12時 午後1時半から4時

12月17日 午後 あと2人

28日 午後 あと2人

29日 午前午後とも あと3人

1月3日  午後 あと1人

4日 午前午後とも あと3人

5日 午後 2人

7日 午前午後とも あと3人

8日 午前午後とも あと2人

 

 

 

 

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