子どもの書道 募集開始
こんにちは。年末年始は恒例の書き初め特訓でした。おかげさまで、9割以上のお子さんから金賞銀賞の晴れ晴れとした報告をもらえそうです。
埼玉県は書道が盛んで、春は硬筆展、冬は書き初め展が全県一斉で行われます。
たかが硬筆、たかが書き初めと言う勿れ。埼玉県の小中学校では、廊下に全ての作品が張り出され、金が3人、銀が3人、学校によっては6人つけられて、それを親が参観日で見る、という流れになっています。
特に1年生や2年生はまだ学校生活が短いので、そのお子さんがどのようなお子さんか未知の存在でありますので、やはり立派な字が張り出されていれば、正直なところいろいろな方面からの見る目も変わるというものです。
まあ字なんて昨今はPCで書かないしどうでもいいんじゃない?というのも一理ありますが、
埼玉県はこの年2回の大きなイベントが、公立中学なら中3まで続くことになります。毎年苦手な期間を過ごすくらいなら、低学年のうちに、しっかり身体に入れてしまえば良いのではないでしょうか?
まあこれば即物的な方面からの話ですが、子どもも毎年金や銀をもらえていれば、その期間は気持ちよく学校生活を過ごすこともでき、自信を持って過ごすことができますから、案外大事なことかなーと思います。
とはいえ、本当に大切な点がありまして、それは書道というのはもちろん限りなく芸術であるのですが、体育会系でもあるのです。
繰り返しトレーニングして、体の中に入れ込んで染み込ませたものは一生無くならない宝になります。それは歯の矯正とか自転車に乗ることと同じようなものです。
そこで、できれば理想を言えば、まだいろいろな癖がついていない時に、一番良い物を体に入れる方が効率も良く、また理想的に入っていくと思います。
3年生になって書道の時間が始まるので、少し習わせよう、といって来る場合は、一旦癖を抜いて入れ直すので、やはり本人も大変ですし時間もかかる場合が多くなります。
ですから幼稚園や1年生の頃に、他のお子さんと比較したりせずにそのお子さんに合った速度で正しい形を覚えていくことをお勧めします。
今、この禅書道教室でも新一年生が習い始めています。5月にはもう全県一生の硬筆展が待っています。ぜひ今から気軽に体験に来て、できることなら早めに習ってもらいたいと願っています。