ようこそ禅-Zen-の世界へ
つながる あたたまる ひとりで立つ
禅の悟りは、ものごとをありのままに見てあたたかく受けとめること。
決して神秘的なものではありません。
自我を解放して広く自由な世界へ。
「無心」こそ、自分らしくリアルな生きる条件です。
そこでこそ、人々とつながる、過去と未来とつながることができます。
これを【般若心経】では「色即是空」といいます。
そこで足りない自分、不完全な状況ごと、裁かず受けとめあたたまったら、
もう一度人は個に還り、
唯一無二の自分を深め大切にして生き始めることができます。
これを「空即是色」といいます。
この過程が禅の示す人間の成熟です。
この時、真の独立がなされ、人生の喜びも悲しみも
余すことなく生ききる覚悟が生まれ、
自分を形成する宿命を受容し、生きる勇気が湧いてきます。
ひとりで立てる心は素晴らしい人生の眺めをもたらします。
そして、だからこそ、他と伴うことができるのです。
禅-Zen-とは
仏教の膨大な教えは、坐禅による三昧の状態に顕れるもの、決して理論ではなく、心の状態を指します。
湖の湖面が静まるように呼吸によって念慮を鎮めると、自ずと心が実感を持って感じられるようになり、
なんとも言えない安心を感じることができます。
その時、湖面は月をありのままに映し出します。これを「無心」と言います。
それは根本的な主体性の姿でもあります。禅とは、このような心を養うことで、生きがいのある人生をもたらしてくれるのです。
自己紹介
禅書道
「筆をもったらサムライ」を合言葉に座禅の呼吸を書くことに応用していく独特の書道。
集中力をつけるにはこれ以上のものはない。
書くことを手段にして、思いがけない自己を引き出すことができる。